No.3

ようこそお越し下さいました。

この前に引き続き「旅客機の見分け方&紹介 No.3」です。

ところで、このまえはNo.2でボンバルディア社のCRJシリーズを
ご紹介しました。

今日はまず同じボンバルディアの「Qシリーズ
から始めたいと思います。

ちなみに画像はウィキペディア・コモンズから引用しています。
作者:Arping stoneさん,public domain<wikipedia>

ところでもともとQシリーズDHC-8という名前でした。
デ・ハビランド・カナダという会社がつくっていたのです。
ところが、ボンバルディア社が買収してしまったのでした。
それ以降もこのシリーズの開発は続けられましたが、
名前はQシリーズに改名されたのです。
(DHCはデ・ハビランド・カナダの略)
以上、シリーズのエピソードでした。

Q100

Q200
Q300
public domain著作権放棄済み
Q400

数字が大きくなると長さも長くなります。

ちなみに日本では日本航空と全日空が400を使用しており、
琉球エアコミューター(RAC)が100400を使用しています。

地方路線、短距離路線で活躍しています。

けっこうお目にかかる機体です。

QシリーズとCRJシリーズの見分け方
これは一目瞭然ですね。
まず、CRJがジェットエンジンであるのに対し、Qはプロペラですから。
それからQは翼が胴体の上についてます。(これを高翼配置といいます。)

Qシリーズ内の見分け方
まず、Qシリーズだと判断したら、
つぎに型番を考えます。
300400はやけに細長いと思ったらそれです。

ちなみに200100は前側(主翼より前)には
片側4つくらいのまどしかないのに比べ
300は10こ、400は15個くらいあるので
そこも見分ける要素にしたらいいでしょう。

あと100200には主翼付近に非常口が在ります。
そしてドアは前の1つです。
300400には非常口がなくかわりに後ろにもうひとつドアがつきます。

ちなみにタイヤはエンジンの下からでています。

100200は見分けがつきません(汗)



次のご紹介は、

SAAB340とSAAB2000
です。

どちらもサーブというスウェーデンの会社が製造しました。
サーブといえば車のメーカー?って感じですけど
飛行機もつくっていました。(過去形)
でも、このサーブ、実は日本の空にも飛んでいるので、
ぜひ知って頂きたい重要登場人物です。


saab340

ごらんの通りこうして北海道エアシステム(HAC)でも
その他、日本エアコミューター(JAC)でも
使われているのです。

ちなみにここでひとつおさえておきたいポイントは、
(あたりまえのことですが)
小型機というものは基本国際線では使われないので、
外国からこういった小型機が来ることは基本ないのです。
つまり日本で会えるのはこの日本の航空会社で使用中のもののみということになります。

もちろん海外ではいろいろとあります。

SAAB340,SAAB2000とQシリーズの見分け方

Qシリーズは高翼配置(先ほど説明しましたよね)、SAABは低翼配置です。


SAAB340,SAAB2000とCRJシリーズの見分け方
これも一目瞭然。プロペラとジェット、です。


SAAB340と2000の特徴・ ・コミューター機
・双発
・タイヤは横から見て1列
・普通の翼
・上に跳ね上がった水平尾翼
・主翼についたごっついターボプロップ(プロペラ)
・タイヤはエンジンから出ている
・顔はボンバルディアの飛行機達に似ている....
等々

サーブ340の胴体延長版がサーブ2000です。

基本は同じです。ただ長くなりました


SAAB340とSAAB2000の見分け方

2000は前にドアが1つ、主翼の上に小さな窓付きのドア(非常口)が1つあって
そのドアと非常口の間には10個くらい窓があります。
一方、340のこの間の窓の数はちょうど半分の5つです。
つまり2分の1ですね。

ところでサーブの航空部門、この2機をのこして(旅客機のみでは)
撤退してしまいました。
きっとボンバルディアやエンブラエル(これから紹介)
との競合もハードだったのでしょう。

さてそのエンブラエルはつぎのNo.4でご紹介しましょう。

No.4へ



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